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【本の紹介】「数の悪魔」


久々に本のご紹介です。



数学嫌いの少年ロバートの前に現れた数の悪魔が、

毎晩夢の中で数学の魅力を教えるというストーリーの本です。

絵がふんだんに使われており、ほのぼのとした雰囲気で

物語が進んでいきます。


素数と無理数、フィボナッチ数、パスカルの三角形

無限と収束、ウソつきのパラドックスなどを扱います。

小学生くらいをターゲットにした本なので

内容的には、それほど突っ込んでいるわけでありません。


なぜ、この本をお勧めしたかというと

数学を習う前の人に、面白さを感じて欲しい。

すでに数学が苦手な人に、数学にも面白いところがある

と感じて欲しいからです。

願わくば、数学を得意科目にしていただく

きっかけとなればいいなと思います。


今も昔も、躓くことが多い科目と言えば、英語と数学というイメージがあります。

自分が英語を中心に指導しているという贔屓目もあるためか

英語は、積み重ねがものを言う側面が強いように感じます。

「わかるわからない」よりも「知ってるか知らないか」

「閃くか閃かない」よりも「覚えているか覚えていないか」が

勝負を決定する要因な気がします。

ツールとしての側面が大きい科目なので

ある程度の文章を読みこなしていけば

文章の内容の面白さが、英語に対する興味を加速させてくれることがあります。


そういえば、以前目にした小林秀雄さんの文章で

「君たちのわかるわからないというのは、聞き慣れている、見慣れているかどうかということ…」

のような内容があったように記憶しています。


英語の並びや言い回しに慣れてくると

なんとなく「英語がわかってきたな…」という感じがします。


これに比べると、数学は慣れるまでのハードルが結構高く

また、既習の内容が一部省略(計算過程など)されて

解説されたりするので、チンプンカンプンになってしまい

慣れる前にあきらめてしまうことも…。

さらにいうと、躓いた部分やわからないところを調べてみても

なかなかどうして、一筋縄ではいかないことが多いのも数学の特徴でしょう…。


「数学が苦手な人はとにかく暗記だ!」とおっしゃる方もいます。

これはこれで納得出来るのですが、

わからないままに暗記するにしては、暗記しなければならない量が

多すぎじゃないですか?!

何より、かっこよさというか…スマートさというか…

あのすぱっと閃いた感がないじゃないですか(笑)


ただただ、私が数学が苦手だと告白しているだけですが(笑)

何が言いたいかと言うと、早いうちに、数学的な発想と

面白さを感じられるようになれば

新しい分野や難しい問題に接した時に

前向き(ゲーム感覚で?)に、接することが出来るようになるんじゃないか

ということです!そしてこの感覚こそ、数学が得意になるきっかけではないかと。


生徒と話していると、よく思うのが

数学が得意な人は、比較的幼い時分から

数学が面白いと感じていた人が多いということです。

もちろん、中にはいい先生に巡り会えたのがきっかけとか

時間を掛けて得意になったという人もいるのですが

割合的には少ないように感じます。

やっぱり「面白い!」には勝てません。

数学ほど、「好きこそものの上手なれ」という諺(?)が当てはまる教科はないなと思います。


つらつらと取り留めのない文章を書いてしまいましたが

今回お勧めした本は、数学が苦手な私が

数学を好きになるきっかけを与えてくれた本です。

この本に出会ったのは、高校時代だったので

受験で成果を出すには若干遅かったのですが

以来、前向きに問題に取り組むようになることが出来ました。

今でも、数学の問題を解く時にワクワクできるのは、たぶんにこの本のおかげだと思います。

もっと小さいときに出会っていれば、よかったなァと思います…。


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